事務局だより 2010年05月01日(土)
 ヨーロッパ系の諸言語には広く「狂った4月」という言い回しがあるようです。不順な天候を指すようですが、今年の日本の4月はまさにその表現がぴったりです。5月は晴れやかな初夏を楽しめるといいのですが。
  前回の講演会は、昨年秋に始まった総合テーマ「旅」をめぐる連続講演の最終回でした。はじめに、歴史的、また社会的に大きな意味を持つ旅と言って差し支えないであろう「移民」について、詳細な資料を基にお話を伺い、ついで、一個人の日本人の旅としては第2次世界大戦後のパイオニア的な位置にある女性の、胸躍る痛快な冒険譚を楽しく拝聴しました。最終回にふさわしい充実した時間を過ごせたと思います。

第72回講演会のお知らせ

 第1部: 講演 「コーヒーから見る世界史」

木村 真氏、木村 英明氏 (世界史研究所)
 第2部: 懇話会 「「もの」の歴史と文化をめぐって」   会員の皆さまと

日付: 2010年05月8日(土)
時間: 16:00-18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階

講演要旨:
 コーヒーは石油と同様に、その多くが途上国で採れ、先進国で消費されている。かつて奴隷労働や安価な移民労働力によって生産されたコーヒーは、ヨーロッパでは近代の賑やかなカフェ文化をもたらした。また、カフェは公論形成の空間としても機能することにより、フランス革命に代表される市民革命とも密接に結びついていた。講演では、コー ヒーと人びとの関わりを歴史的、文化的に振り返ってみる。


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