事務局だより 2010年04月23日(金)
4月の講演会では、カナダの日系移民について、「ふたつの祖国」の狭間で困難に直面しながらも、地道な地域貢献を通して多文化共生を実践した日本人医師の事例を中心にお話を伺いました。幻の日系人野球チーム、Asahi軍の貴重な映像もお見せいただきました。
次回は、今年に入り世界を揺るがしている一連の「アラブ革命」をめぐって、活発な発言を続けている講師の方に、エジプトを事例に、メディアではあまり報道されない社会運動の歴史を視野に入れてご講演いただきます。奮ってご参加ください。
6月の講演会は第1土曜日の4日に予定しています。詳細については、追ってお知らせいたします。
――――芭蕉翁の句「行く春や鳥啼き魚の目は泪」が、これほど胸に沁みる春は近年なかったのではないでしょうか。おかげさまで義捐金もたくさん集まっております。皆さまの善意を、責任を持って東北の被災者の方々にお届けするようにいたします。
第82回講演会のお知らせ
「アラブ革命 ――エジプトを事例に」 長澤 榮治 氏(東京大学東洋文化研究所教授)
日付: 2011年05月07日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講師プロフィール:
・長澤 榮治 氏(東京大学東洋文化研究所)
1952年山梨県生まれ。専門は近代エジプト社会経済史。近著にModern Egypt through Japanese Eyes, Cairo: Merit Publishing House, 2009。『現代思想』2011年4月臨時増刊号「総特集アラブ革命」所収論文を事前にお読みいただければ幸いです。
講演要旨:
今年の1月から2月にかけてのチュニジアのジャスミン革命、エジプトの1月25日革命は、周辺諸国だけではなく世界に大きな衝撃を与えました。フェイスブックなどIT技術の影響が強調されがちですが、基本的な背景としてこれまでの社会運動の経験の蓄積という側面を考える必要があります。今回の若者革命を話の切り口にして、近代エジプトにおける社会運動の歴史を振り返ってみたいと思います。
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