事務局だより 2011年10月28日(金)
10月の講演会では、独立して10年に満たない東南アジアの小国、東ティモールについて、ASEAN加盟に向けた政治的、経済的、そして教育上の課題を中心にお話しいただきました。現地で加盟のためのプログラム作成に関わってこられ、文字通り国づくりに参画した講演者のご説明は、たいへんに具体的で、歴史や国家、国際関係一般を考えるうえでおおいに示唆に富むものでした。
次回の講演会では、名称が先行して実情はあまり知られていないバスク地方をテーマに、現地に留学されて「バスク」の社会と人々を体感されてきた講演者の方に、お話を伺います。
どうぞ奮ってご参加ください。
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ひと月ふた月前までの白熱の陽光が秋を含んで橙色を帯び、長く伸びた夕影がどこか侘しい郷愁を呼び起こすこの頃です。北の里山からは、冬支度の便りも届くようになりました。東北の被災地が暖冬であるように、心から願うしだいです。
第86回講演会のお知らせ
「バスクとは何か:変わりゆくバスク地方と文化の現在」 塩崎 公靖 氏
日付: 2011年11月05日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講師プロフィール:
塩﨑 公靖 [しおざき きみやす](法政大学大学院)
神奈川県出身。法政大学大学院国際文化研究科博士後期課程在籍。2009年から2011年までビルバオにあるバスク州大学(Universidad
del Pais Vasco)留学。現在、世界史研究所において、南塚先生の もとで修業中。
講演要旨:
スペインとフランスの国境に跨って位置するバスク地方は、その名を耳にすることはあれ、日本ではその実情があまり知られていないのが現状である。しばしば報道される「バスク問題」などもまた、バスク地方に関するごく一部のことであって、またその報道自体も問題の一端を伝えるのみである。それでは、バスク地方と何か、今日「バスクであること」とはいったい何を指すのか。本報告では、バスク地方の基本的な概要から出発し、歴史的経緯や文化、習慣などを写真・映像を交えながら紹介することで、日本のメディアを通しては見えてこない「バスク地方」へとご案内したい。
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