事務局だより 2012年06月14日(木)
前回5月の定例講演会では、「義賊シリーズ」の2回目として、ベチャールと称される一連のハンガリー義賊についてお話しいただきました。しばしば義賊の出自となった、馬飼いを筆頭に置く家畜飼育者の序列や彼らの溜まり場となっていた居酒屋(チャールダ)など、社会構造のなかに彼らを据えつつ、さらに民衆のつむぐ物語におけるその表象についても興味深くご説明いただきました。
次回講演会は、5月の続編として、ベチャールの王様と形容されるロージャ・シャーンドルを中心に語っていただきます。どうぞ奮ってご参加ください。
なお、「日本・カンボジア草の根文化交流」の準備会を6月16日午後4時からの講演会の前に、午後2時から行います。ご関心のある方は足をお運びください。。
7月の講演会は、21日(第3土曜日)に開催を予定しております。講演会の後には暑気払いの会も企画しております。詳細につきましては、追ってお知らせいたします。
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梅雨入りを間近に控え、空気も湿り気を帯びてきたようです。でも、夏を前にした雨はどこか優しさを感じさせます。
――――紫陽花や藪を小庭の別座敷(芭蕉)
第91回講演会のお知らせ
「ロージャ・シャーンドルとハンガリー社会(其の2)」 南塚 信吾 氏
日付: 2012年06月16日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講師プロフィール:
南塚 信吾 [みなみづか しんご]
長年のロージャ・シャーンドル研究の功績にたいして、この5月に地元ハンガリーのセゲド市から名誉市民の称号を授与されることになった。4月には、『ハンガリーの歴史』(河出書房新社)を上梓された。
講演要旨:
前回の講演会では、数名の義賊を取り上げて、19世紀ハンガリー地方社会のいくつかの側面との関連から話をした。今回は、義賊のなかで最も有名で、ハンガリーの1848年革命とも関わりを持ったロージャ・シャーンドルを取り上げ、犯罪と社会について考えてみる。また、5月に訪れたセゲド市の様子も紹介したい。
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