事務局だより 2012年12月27日(木)
 12月の講演会では、EU加盟を目前に控えたクロアチアに残る、唯一の難民センターについてお話しいただきました。毎年学生を引率して同センターを訪れる講師の方から、その折の交流の様子をご紹介いただくと同時に、旧ユーゴ内戦の歴史が濃厚に圧縮された空間の変遷と現在的意味について貴重なお話を伺いました。

 2013年最初の講演会は、福島原発事故の除染活動でもご活躍されているほか、世界各地を活発に飛び回って地球環境の研究をされている地質学者の田崎和江氏をお迎えします。どうぞ奮ってご参加ください。

 また12日午後6時より、アイビスビル地下1階のギャラリーNANZUKAにて、当フォーラム所属の「アンコールやまなみファンド」の方々と合同で新年会を行います。こちらは、1月12日から19日まで開催される「カンボジアのこどもたちの絵画展」のオープニングパーティーを兼ねております。新年のお祝いとともに、当フォーラムおよびアンコールやまなみファンドの活動の発展の会になることを願っております。講演会終了後に、ぜひご参加ください。会費は1,000円です。

 2月は事務局の都合により、講演会はお休みです。次回は3月2日(第1土曜日)に開催を予定しております。詳細につきましては、追ってお知らせいたします。

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 2012年は、気候から政治経済にいたるまで、世界的に安定を欠く年だったように思います。この一年の皆さまのご支援に深く感謝申し上げると同時に、よりよき初春をお迎えくださいますよう、心からお祈りいたします。

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木の葉なきむなしき枝に年暮れて又めぐむべき春ぞ近づく(京極為兼)

第97回講演会のお知らせ

 
「女性地質屋の〈なんとかしなきゃ〉の実践」 田崎 和江 氏 (金沢大学名誉教授)

日付: 2013年11月12日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)


講師プロフィール
田崎 和江 [たざき かずえ]
 1944年長野県生まれ。
 東京学芸大学卒業、東京教育大学・理学博士。
 岡山大学温泉研究所――>カナダ地質調査所――>マッギル大学――>ウエスターンオンタリオ大学――>島根大学理学部助教授――>金沢大学大学院教授――>ベトナム・ラックホン大学――>タンザニア・ドドマ大学――>2011年5月から福島で除染の研究。
 現在:無職、年金暮らし、金沢大学名誉教授。


講演要旨

*放射能温泉の調査で何がわかるか? わかったか?
 三朝温泉、玉川温泉、台湾の北投温泉の例
 温泉の<ぬるぬる>の正体は何か?
 なぜ金沢大学に足湯を作ったのか?

*地震と温泉の親密な関係
 能登半島地震の時の温泉と地下水の調査で何がわかったか?
 石川県志賀原発で何が起こっていたのか <―――スリランカから直行
 新潟県中越地震と刈羽原発の調査 <――― 白馬から直行
 島根県-鳥取県の地震 <――― 講演会場から直行
 3.11 そして 4.11の地震で温泉が噴出した町:いわきのフラダンス

*福島県南相馬市で行っている実証実験とミミズの研究結果は?
 福島県仮設住宅の訪問で学んだことは?

*今までの研究が福島の除染に役に立っている例;
 イタイイタイ病の環境調査を生かす除染法
 1997年、ロシア船籍ナホトカ号の重油流出事故で発見した重油分解細菌

モットー
*地質学は現場の科学、現場百回。
*現地の人から学び、現地の人と一緒に研究する。
*勉強は自分のためにし、社会のために働く。お金はあとからついてくる。



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