事務局だより 2013年02月19日(火)
 前回の講演会では、福島で放射線の除染活動も携わる地質学者の講師の方から、さまざまなサンプルをご提示いただきながら、放射線について実証的にお話しいただきました。目前の危機とそれに立ち向かう貴重な事例に接して、失われつつある科学と人への信頼が蘇る思いでした。
 
 次回は、スペインのサンティアゴ巡礼路について、全行程を踏破された講演者からお話をうかがいます。詳細は追ってお知らせいたします。
 どうぞ奮ってご参加ください。 

 2013年4月の講演会は、6日(第1土曜日)に開催を予定しております。アルジェリアをテーマにお話いただきます。詳細につきましては追ってお知らせいたします。

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 名のみの春の冷気の中に、梅の花のつぼみが暖かさを凝縮して、寒さに倦んだ目を和ませてくれます。春はいずこからか、すべての人に向かって歩んできます。

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梅一輪一輪ほどの暖かさ(嵐雪)

第98回講演会のお知らせ

 
「祈りの軌跡 ――サンティアゴ巡礼路」 鳥山 信子 氏 (全日本山岳写真協会会員)

日付: 2013年03月02日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)


講師プロフィール
鳥山 信子[とりやま のぶこ]
 1935年、東京下町(向島)に生まれる。1943年、長野県丸子町(現、上田市)へ疎開し、丸子実業高校卒業まで10年間を同地で過ごす。上京して、YMCA、上智大学で英語、スペイン語を、専門学校で英文タイプを学ぶ。1965年まで外資系商社に勤務。1965年に海外渡航が自由化されるや日本を飛び出し、ナホトカからモスクワを経て、旧ユーゴスラヴィア、イタリア、フランスを巡り、最終目的地のマドリッドへたどり着く。4年間、現地の総合商社に勤務し、帰国に際して、オーストリア、ハンガリー、旧ユーゴスラヴィア、ギリシャ、エジプト、キプロス、イスラエル、イラン、インド、ネパール、タイ、カンボジア、香港、マカオを巡る。1969年から1978年、精錬会の海外事業部で、鉱山開発業務に携わる。1978年から94年、スペイン市中銀行の在日駐在員事務所に勤務。1994年以降、多数の国(カナダ、アメリカ合衆国、ドイツ、フィリピン、インド、ネパール、マレーシア、香港、ペルー、スイス、タイ、フランス、イタリア、イラン、ヨルダン、シリア、レバノン、トルコ、 スロヴェニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、オーストリア、スロヴァキア、チェコ、チュニジア、シンガポール、ウズベキスタン、トゥルクメニスタン、リビア、ロシア、スペイン、オーストラリア、中国、ベトナム、ギリシャ、アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)へ撮影に赴き、その成果を銀座等のギャラリーで発表している。


講演要旨

 ピレネー山脈からスペイン北部を横断するサンティアゴ巡礼路は、9世紀初頭に聖ヤコブの墓が発見され、ヨーロッパ三大巡礼地のひとつとして名高い、ガリシア地方のサンティアゴ・デ・コンポステーラ(星の野原の聖ヤコブ、の意)へと至る道である。800キロに及ぶ道を数年かけて踏破し、カメラにおさめた記録を紹介しながら、巡礼者の様子、ロマネスク様式の教会や修道院について、その歴史的また文化的背景、建築様式などを中心にお話したい。



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