事務局だより 2013年06月28日(金)
第100回目となった先月の講演会では、19世紀中葉から後半の世界の歴史をめぐりながら、日本の幕末・維新の歴史的意味を線的・平面的にではなく、地球的立体感をもって照射していただきました。「アジアの大反乱」など講演者独自の括り方を通して、意欲的で新しい世界像が提示されました。最後には、世界の動きの中で、現在、とくに3.11後の日本のわれわれがどのような位置にあるのかを見つめる必要を強く意識させられ、100回目にふさわしい問題提起を持った講演となりました。
次回は、昨年から始まった義賊シリーズ4回目として、江戸中期に幕府も騒がせた「日本左衛門」を取り上げます。どうぞ奮ってご参加ください。
8月の講演会は夏休みをいただきます。秋以降の講演会については、追って詳細をお知らせいたします。
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梅雨も後半に入り、盛夏が目前に迫ってまいりました。夏の陽光は、年を重ねても、日ごろ忘れている若い日の期待や焦燥を遠くから甦らせてくれるような気がします。皆さま、どうぞ思い出に残る夏をお過ごしください。
――――わが夏をあこがれのみがかけされり麦藁帽子かぶりて眠る(寺山修司)
第101回講演会のお知らせ
「日本左衛門と江戸期の人々(義賊シリーズその4)」 木村 英明 氏 (早稲田大学講師)
日付: 2013年07月13日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講演要旨:
河竹黙阿弥原作の歌舞伎『青砥稿花紅彩画』(白浪五人男)の盗賊首領、日本駄右衛門のモデルとして広く知られるようになった大盗日本左衛門こと浜嶋庄兵衛は、徳川吉宗が享保の改革を押し進めた時代に、遠江国(現在の磐田市が中心)を拠点に東海道筋で無法を繰り返した。その勢力に対しては、江戸の幕閣も本格的な対応を迫られた。尾張藩七里役の家に生まれて文武に秀でていたと伝えられる庄兵衛が、なぜ、どのように脱法者の生涯を送ったのか。また時をへて、幕末の歌舞伎や風評のなかでいかにして義賊のイメージをまとうようになったのか。江戸期の支配体制とさまざまな社会層に生きた人々の関係の変遷を踏まえながら考えてみたい。
―7月講演会終了後、納涼会をかねて、100回講演会記念のお祝いを催します―
~NPO講演会100回記念と納涼会のお知らせ~
本フォーラムでは、2003年2月に第1回月例講演会を開催して以来、皆さまのご支援を賜りながら回を重ねてまいりましたが、先月めでたく100回目の月例講演会を迎えることができました。そこで、下記の要領で、ひと足早い納涼会をかねつつお祝いの会を開くことにいたしました。
どうぞ奮ってご参加ください。
日時: 7月13日(土) 月例講演会終了後、午後6時半より
場所: 渋谷アイビスビル10階スカイガーデン
会費: 2千円
なお、準備の都合上、出席の方は必ず7月8日(火)までに電話かFAX、メールでお知らせください。よろしくお願いいたします。
歴史文化交流フォーラム事務局
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