事務局だより 2013年09月20日(金)
9月の講演会は、氷河の融解に代表されるようなチベット高原の生態環境の変化と、それがアジアの広い地域にわたって及ぼす影響についてお話しいただきました。神々しいまでのアジアの高峰、珍しい野生動物や植物、知られざる森林など、講演者撮影の美しい写真でご紹介いただきました。
次回は、戦時中に「白十字」を船体に掲げて、安全な航行を国際的に保障されていた「交換船」の歴史をめぐってご講演いただきます。
どうぞ奮ってご参加ください。
11月は、講演会に先立って、歴史文化交流フォーラム年次総会が催されます。16日の第3土曜日に予定しております。詳細は追ってお知らせいたします。
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天は律儀です。この夏ばかりは終わらないように思えていても、いつのまにか秋の色を準備しています。激暑だった夏を越え、ほっと一息ついていらっしゃる方も多いかとお察しします。どうぞ朝晩の涼しい秋風に、おからだを安らわせてください。
――――つきぬけて天上の紺曼珠沙華(山口誓子)
第103回講演会のお知らせ
「日米交換船とその時代 ?商船からみる太平洋戦争」 海老名 熱実 氏 (豊島区学芸員)
日付: 2013年10月05日(土)
時間: 16:00 - 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
講演者プロフィール:
海老名 熱実(えびな あつみ)
豊島区文化デザイン課ミュージアム開設準備学芸グループ学芸員(2013年4月より)
現在、2015年開館予定のミュージアム開設準備に携わる。
日本郵船歴史博物館学芸員(2005?2013年3月)。
企画展「洋上のインテリアⅠ・Ⅱ」「船をとりまくアール・デコ」「船→建築 ル・コルビュジエがめざしたもの」「日米交換船とその時代」展等、多数企画・制作。
講演要旨:
太平洋戦争時、交換船という制度がありました。
これは、戦時国際法に則り、「敵国」に残された人々を中立国の港で交換し合うというもので、それにより、多くの外交官、知識人、学生などが帰国しました。
経済学者の都留重人や、哲学者鶴見俊輔なども、この交換船に乗船して帰国した人々です。
このたびは、商船が戦争に巻き込まれていった時代背景をご紹介しながら、交換船に実際に乗船した人の証言や日記を手がかりに、交換船についてお話させて頂きます。
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