第37回講演会 詳細   前回  次回   一覧へ戻る
日   付 2006年9月9日(土)
時   間 16:00~18:00
場   所 渋谷アイビスビル10階
内   容 チェコとスロヴァキアの1930年代アートをめぐって
講   師 長船 恒利 氏(映像作家、静岡理工科大学非常勤講師)
プロフィール 長船 恒利(おさふね つねとし)
 映像作家、静岡理工科大学非常勤講師
 北海道小樽市生まれ。大学卒業後、情報科学と映像・美術の2足わらじ歩行をする。1970年代より映像作品制作と美術展の企画、そして身体パフォーマンスを行う。写真作品、16mmフィルム作品、音のパフォーマンス、美術展企画、CG作品、ビデオ作品を発表しながら、数年前より20世紀モダニズムの読み直し作業(調査・研究)をはじめる。ドイツとロシアにはさまれた地域、西スラヴ諸語圏を主な対象としている。
要   旨  チェコの写真家ヤロミール・フンケ(1896-1945)の写真を見ると、日本で流布されている20世紀モダニズムの言説とは違うものがあると気付かされる。アルプス以北の文化基層を、ギリシャ・ローマの「規範」ではなく、動きと変容の「動的なもの」として見ていく。考察の対象となるのは映像・美術・建築・ダンス等である。フィールド調査を、チェコ・モラヴィア・スロヴァキア、そしてタトラ山中をめぐって行った。出会った人やもの、野外博物館や城址に漂うかたちとことだま等、写真とビデオを提示しながら私の歩行を話す。

 また当時の写真や美術作品資料を素材に、危機の1930 - 40年代におけるチェコ・シュルレアリスムについても、デザインやチェコスロヴァキア工作連盟、そしてチェコ国民国家観と対比しながら考えてみたい。