第21回講演会 詳細     前回  次回   一覧へ戻る
日付 2005年1月15日(土)
時間 16:00~18:00
場所 渋谷アイビスビル10階
内容 「NPOの立法過程-市民立法の意味と可能性」
講師 山岡義典氏(法政大学)
プロフィール 1941年、満州に生まれ、46年広島に引き揚げ、高校卒業まで過ごす。
60年、東京大学入学、建築学を修める。64年、大学院に進んで都市計画を専攻。
69年から77年まで都市の計画や設計の実務につき、トヨタ財団に転職、プログラムオフィサーに。
92年にフリーになるまで研究助成や市民活動助成で新しい領域を開拓。同時に民間非営利活動の発展のための調査研究や仕掛けづくりに携わる。
95年から日本福祉大学客員教授(99年まで)。
96年11月、多くの関係者と協力して日本NPOセンターを設立、事務局長・常務理事に(事務局長は01年6月に、常務理事は04年6月に退任)。
01年4月、法政大学現代福祉学部教授、現在に至る。
02年4月、市民社会創造ファンド設立、運営委員長に。
04年7月、日本NPOセンター副代表理事に。

【共著・編著】
「日本の財団」、「日本の企業家と社会文化事業」、「フィランソロピーと社会」「生活情報論」、「パブリックアートは幸せか」、「NPO基礎講座」、「同2」、「同3」、「NPO実践講座」、「同2」、「同3」、「時代が動くとき」など。
要旨 NPO法が成立したのは1998年3月。施行されたのはその年の12月で、ちょうど6年たち、すでに1万近いNPO法人が誕生している。この制度は、官(霞ヶ関)から生まれたものではない。市民団体の問題提起に始まり、党派を超えた国会議員と市民のたゆまざる議論の中で、最終的には全会一致で成立したものだ。産業界もその成立に向けて熱心に関わった。このような立法過程を私たちは「市民立法」と呼んでいるが、今回は、改めてその過程をたどり、その立法の意味を再確認し、NPO法人制度の特徴とともにその課題について考えてみたい。またそのことを通じて、日本の市民社会のありかたについても考えられればと思う。

1.「志」の組織化―個人のパッションから組織のミッションへ
2.今なぜ民間非営利組織(NPO)か?―その社会的な存在意義
3.NPO法(特定非営利活動促進法)の歴史的背景
(1)100年前の公益法人制度
(2)公益法人制度の何が問題か?
(3)NPO法制定過程の特徴は?
4.NPO法の特徴
(1)民法に基づく特別法
(2)所轄庁制度の特徴
(3)法人制度としての新しい試み
(4)新しい立法スタイルの実現
5.NPO法は意図した通りに使われているか?