第30回講演会 詳細     前回  次回   一覧へ戻る
日付 2005年11月5日(土)
時間 16:00~18:00
場所 渋谷アイビスビル10階
内容 「透明にして不在の民族-ジプシー/ロマの足跡を追って」
講師 関口義人 氏(音楽評論家)
プロフィール  東京世田谷生まれ。明治大学在学中に米国へジャズ留学。帰国後、スタジオやライブなどの活動するも挫折。その後音楽活動を中断し、商社勤務、取材等でアジア~ヨーロッパ ~アフリカ~アラブ、60カ国余りを遍歴し、97年から音楽関係の仕事に復帰。音楽関連著作を中心にアーティスト招聘なども。著書に「バルカン音楽ガイド」(青弓社)「ロマ・スケッチ」(東京書籍)「ブラスの快楽」(音楽之友社)「ジプシー・ミュージックの真実」(青土社)共著に「ロマを知っていますか」(解放出版社)。現在月刊音楽誌「ラティーナ」にて"虚無への巡礼ーオリエントを迷走するドムの軌跡を追って"連載中。
要旨  バルカンやヨーロッパに生きる「ジプシー」と呼ばれる人々についてはこれまであまり知られる事がなかった。一般には「物乞い」「スリ」などという好ましからぬレッテルを貼られ、ヨーロッパ人や旅行者に認識されてきたこの祖国も文字を持たないこの民族の特異な生き様に興味を惹かれた私は過去5年にわたってヨーロッパでの彼らの現実の生活に触れ、また特徴的なその音楽と接したいと思い、フィールドワークを続けてきた。9月にこの記録をまとめた新刊「ジプシー・ミュージックの真実」(青土社)を刊行した。単なる乞食や路上生活者とは異なる彼らの歴史的背景を見つめながら、この豊かな現代に生きる「何も持たない民族」であるジプシー/ロマについて写真や音楽を交えながら考えてみたい。

月例会レポート(第30回)